近年、様々なゲームのタイトルがリリースされていますが、実際にはリメイク作品や、有名な作品の続編であったりとオリジナリティというものが少々薄まっているのではないか、と危惧している今日この頃。モンスターファーム2の話をします。
これまでのゲーム人生の中で最もオリジナリティを感じたゲームです。
このゲームが発売されたのは1999年2月25日。今から18年前になります。
発売元はテクモ。正直、当時はテクモという会社に対する印象は薄く、「ああ、デッドオアアライブのところね、、」程度でした。
しかし、テクモはデッドオアアライブだけの会社ではなかったのです。
忍者龍剣伝などのストイックかつ作り込まれた作品を数多くリリースし、確かな技術力を持った職人気質的な存在でした。
ですが、当時の私は子供でしたので、そのような背景は知る由もありませんでした。
というか、そもそも前作にあたるモンスターファームのことさえ知りませんでした。
このゲームを手に取ったのは本当に偶然でした。
当時、日本政府が地域振興券という金券を発行し、その余波で生活に余裕が出来、母の財布が緩んだためでした。
好きなゲームを1本、何でも選んで良いと。
裕福な家庭ではありませんでしたので、夢かと思いました。
1999年は正にゲームの過渡期とも言える時代で、初代プレステのみならず、ニンテンドー64や、ワンダースワンなどのハードからあたかも綺羅星のごとく幾多にも及ぶ名作ソフトがリリースされておりました。
そのなかでモンスターファーム2を選んだのは、勘でした。
当時は今のようにインターネットが普及しておりませんでしたので、前情報が全くない状態がデフォルトでした。
うっかりクソゲーを新品の状態で掴まされたりした日には目も当てられません。
にもかかわらず、勘で。何かに呼ばれるように。
私はモンスターファーム2をレジに運んだのです。
結果、大正解で学校を休むほど(比喩です)没頭しました。
このゲームの画期的なところは手持ちのCDからモンスターを誕生させることで、その要素は前作にもあったのですが、今作では大幅に登場モンスターが増え、また育成ゲームとしてのバランスも素晴らしい仕上がりでした。
どちらかというと可愛いというよりも、グロい見た目のモンスターが多いのですが、リアクション時のモーションが妙にリアルで、育てていくうちに不思議と愛着が湧いてきます。
あと、調教助手のお姉さんがとても可愛いです。